1.インク残量検知機能とは?
インクカートリッジについている機能です。
インクの残量を管理しており、インク残量が少なくなるとエラーメッセージを表示するなどの機能です。
詰め替えインクを利用する場合、この機能を無効にする必要があります。

2.インク残量検知機能を無効にしていない場合
インク残量検知機能は、インク残量を推測する機能です。
そのため、実際の容量と誤差が出る場合があります。

プリンターからのメッセージなどが表示される場合があります。

プリンター側でインク残量を推測し、0%、つまり空であると判断されたカートリッジは、インクを補充した後でもプリンターに空とみなされてしまいます。
プリンターはインクカートリッジの実際のインク量を計測しているのではなく、インカートリッジの残量を推測しているということです。

②プリンターのインク残量検知機能を無効にする。
③補充したインクカートリッジを「リセッター」でリセットする。
しかし、せっかくインクを詰め替えたのに、カートリッジごと交換するのでは意味がありません。
そのため、このページでは「インク残量検知機能を無効にする方法」また「リセッターとは?」をご説明しています。
3.インク残量検知機能を無効にする方法
インク残量検知機能を無効にするということは、実際のインク残量は、自分で判断しなければなりません。
この設定を行った後は実際のインク残量に注意し、空印刷しないようにする必要があります。
それを踏まえた上で、インク残量検知機能の無効設定を行います。
プリンターメーカーや型番によって異なりますが、基本的には、無効にする方法は以下の2点になります。
下記2つを満たさないとインク残量検知機能を無効にすることができません。
①無効にできるタイミングのメッセージが表示される。
②無効にするための操作をする。
①になっていない状態で、無効にする操作をしてもプリンターには何も設定されません。
以下はPIXUS iPシリーズでの操作例です。
このメッセージが出ている間は、インク残量検知機能を無効にすることができません。
インクカートリッジに詰替えインクを補充した後も、メッセージが変わるまでは都度リセットによる印刷を続けてください。
リセットでの印刷を続けていると、「下記のインクの残量を正しく検知できません」というメッセージが表示されます。
この表示が出て初めてインク残量検知機能を無効にする操作をすることができます。
インク残量検知機能を無効にできます。
インク残量検知機能を無効にすると、インク残量が表示されません。
インク切れによる印刷不良には注意してください。
インク残量検知機能を再度有効にするには、純正インクをセットする、またはリセッターを利用する方法があります。
詳細は、プリンターに付属しているマニュアルをご確認ください。
マニュアルを確認しても記載が見当たらない場合は、お手数ですが、プリンターのメーカへお問い合わせください。
4.リセッターとは?
実際のインク残量にかかわらず、プリンターに新品のカートリッジと認識させることができる機械です。
リセッターを利用するメリット
インクを補充したインクカートリッジに、リセッターを使用してプリンターに装着すると、新品のインクカートリッジとしてスタートします。
インク残量検知機能を有効にしたまま使用できるため、純正カートリッジと同じように残量を表示させることができます。
インク残量検知機能の無効などの操作も必要ありません。

5.上記内容で改善しない場合
・補充したインクカートリッジをリセッターでリセットする。
上記のいずれか、または両方を試しても使用ができない場合、インクカートリッジ自体の寿命・もしくは不具合の可能性があります。
新しいインクカートリッジへの交換をお試しください。
プリンターのインク残量検知機能を無効にする設定を行った後、再度インク残量検知機能を有効にする場合は、プリンターの型番ごとに設定が変わるため、プリンターのマニュアル又はプリンターのメーカーへご確認ください。
それぞれ確認して改善が見られない場合は、リセッターの故障判断となります。
以下のリンクをご参照ください。