IoT機器を狙ったサイバー攻撃が急増しています。国立研究開発法人 情報通信研究機構が行った調査によれば、1年間に観測されたサイバー攻撃の回数は、2013年から2018年の5年間で10倍程度増加しています。
こうした大きな脅威に備えるため、国や関係団体は法律を改正して現在使用中のIoT機器の脆弱性調査を行いユーザーに注意喚起を行う取り組みや、今後製造される機器についても技術基準の改正を行うなど各種の取り組みを進めています。当社が加盟しております一般社団法人デジタルライフ推進協会(代表理事:細野昭雄、略称:DLPA)においても、サイバーセキュリティタスクグループおよびエンドオブサービスタスクグループを立ち上げて、家庭内ネットワークの中心となる「Wi-Fiルーター」についてより安全にご利用いただくために協議を重ねてまいりました。
当社Wi-Fiルーターにおいては、セキュリティー強化の観点から「自動ファームウェア更新機能」と「管理画面にログインするための初期パスワードの個別ランダム化」の二点に取り組んでまいりました。最新のWi-Fiルーター製品はこれらの機能を搭載(下表参照)しており、2020年4月に施行される改正された技術基準に既に対応していることを発表いたします。
当社のルーター製品をお使いのユーザーの皆様におかれましては、下記4点の提言について内容をご確認いただき、より安全にお使いいただきますようご理解とご協力をお願い申し上げます。
■Wi-Fiルーターをより安全に利用いただくための4つの提言
1.
最新ファームウェアでの運用
2.
より安全なものにパスワード設定
3.
修理/サポートの期限について
4.
脆弱性問題に関する更新プログラムの提供について
2023年9月12日現在