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文書番号:7119
Q.【NAS】暗号化拡張機能の設定方法
 
NASの暗号化拡張機能の設定方法


本コンテンツは、以下の型番製品が対象となります。
・NSB-75SxT4Cx2シリーズ
・LSV-5SxT/4CKxシリーズ
・LSV-MSxT/2VKWシリーズ


以下の項目を「1.暗号化拡張機能のインストール」から順にご参照いただき、内容に従って設定を行ってください。
各項目をクリックすると、設定方法が表示されます。




暗号化拡張機能のインストール

1.デスクトップの「NAS暗号化拡張機能」アイコンをダブルクリックします。





2.注意事項の内容を確認して、「次へ」をクリックします。





3.NAS暗号化拡張機能のインストール準備ができた旨のメッセージが表示されますので、よろしければ「次へ」をクリックします。





4.インストールが始まりますので、そのまましばらくお待ちください。





5.インストール完了メッセージが表示されるので、「完了」をクリックします。




以上で、暗号化拡張機能のインストールは完了です。
引き続き、【2.ボリュームの暗号化手順】にお進みください。



ボリュームの暗号化手順

1.【NASツール】を起動し、「暗号化と自動ロック/アンロック設定」をクリックします。





2.【NAS 暗号化と自動ロック/アンロック設定】が起動するので、「ドライブ暗号化管理」をクリックします。





3.【暗号化管理】画面が開きますので、暗号化するボリューム(D:)を選択して
暗号化」アイコンをクリックします。






4.暗号化の確認メッセージが表示されるので、「はい」をクリックします。





5.【既存データの保持】の確認メッセージが表示されます。
以下を参考に、対象の項目いずれかにチェックを付け、「次へ」をクリックします。


・Dボリュームにデータが保存されている場合は、「はい(データを保持したまま暗号化します) ・まだDボリュームにデータが無い場合は、「いいえ(データは保持しません)


※暗号化中は、データの参照・保存が出来ませんのでご注意ください。





6.先の手順で選んだ項目にあわせて以下の解説をご覧ください。


■はい(データを保持したまま暗号化します)の場合

暗号化データをそのまま書き込む」か「データを書き込む前に完全消去する」のどちらかを選択して、「次へ」をクリックします。




■いいえ(データは保持しません)の場合

ボリュームの初期化の方法を選択して「次へ」をクリックします。





7.暗号化のパスワードをお客様の任意で設定し、「完了」をクリックします。


※パスワードは後ほど必要になりますので、忘れないようにメモなどに控えておいてください。
※パスワードは半角6文字以上、64文字以下で設定してください。






8.暗号化が始まりますので、そのままお待ちください。





9.暗号化が完了しましたらメッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。





10.【暗号化管理】画面に戻りますので、暗号化したボリューム(D:)を選択してアンロック」アイコンをクリックします。





11.アンロックするために、上記手順7で設定した「暗号化パスワード」を入力して「OK」をクリックします。





12.アンロックのメッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。





13.暗号化ボリュームが表示されます。
以下の参考画像では「既存データを保持しない」で暗号化しているので、フォルダもファイルもありません。
ここに共有フォルダを作成してください。






14.暗号化の設定、およびアンロックして共有フォルダにアクセスできる設定は以上です。
【暗号化管理】画面の右上にある「×」をクリックして閉じてください。





引き続き、【3.キーファイルの作成方法】にお進みください。



キーファイルの作成方法

ロック認証ファイルを作成したり、手動でアンロックする場合に使用できる「キーファイル」の作成について説明します。



1.【暗号化管理】画面を開き、キーファイルを作成するボリューム(D:)を選択してキーのエクスポート」アイコンをクリックします。

※【暗号化管理】画面の開き方は、【2.ボリュームの暗号化手順】の手順1~2をご参考ください。






2.「暗号化パスワード」を入力し、「OK」をクリックします。

※「暗号化パスワード」は【STEP2.ボリュームの暗号化手順】の手順7で設定したものを入力します。






3.キーファイルの保存先とキーファイル名を指定できますので、保存場所を選択(作成)し、ファイル名を指定します。
指定が完了しましたら、「保存」をクリックしてください。

※下の参考画像では、「C:\KeyFile」のフォルダを作成して、「Encryption.txt」というファイル名にしています。






4.保存の確認メッセージが表示されるので、「はい」をクリックします。

※セキュリティの観点から、USBメモリ等に保存することをお勧めします。






5.エクスポート完了のメッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。




※ご注意※
キーファイルの紛失時にアンロックするにはパスワードが必要です。
キーファイルを利用してアンロックする場合でもパスワードは大切に保管してください。


以上で、キーファイルのエクスポートは完了です。
引き続き、【4.自動ロック/アンロック設定】にお進みください。



自動ロック/アンロック設定

1.【NASツール】から「暗号化と自動ロック/アンロック設定」をクリックします。





2.【NAS 暗号化と自動ロック/アンロック設定】画面が起動するので、「ロック認証ファイルの作成」をクリックします。





3.ロック認証ファイルの保存先を設定して「OK」をクリックします。

※参考画像ではローカル保存にしていますが、ネットワーク上の共有フォルダへの保存も可能です。






4.認証ファイルを作成するため、「暗号化パスワード」を入力して「OK」をクリックします。

※「暗号化パスワード」は【2.ボリュームの暗号化手順】の手順7で設定したものを入力します。






5.ロック認証ファイル作成のメッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。





6.続いて、【NAS 暗号化と自動ロック/アンロック設定】画面にある「自動ロック/アンロック設定」をクリックします。





7.設定画面が開きますので、【自動スケジュール設定】項目で必要な設定を行ってください。

※各種設定方法については、以下の項目をクリックしてご参照ください。
※デフォルトでは、「自動ロック/アンロックを使用しない」になっていますので、手動でのアンロック操作が必要です。





■「起動時、常にアンロック」の場合

起動時、常にアンロック」に選択し、「設定」をクリックします。




■「毎日定時刻にロック/アンロック」の場合

毎日定時刻にロック・アンロック」を選択し、「アンロック時刻」と「ロック時刻」を設定して、「設定」をクリックします。




■「指定曜日の指定時刻にロック/アンロック」の場合

指定曜日の指定時刻にロック/アンロック」を選択し、曜日毎の「有効」、「アンロック時刻」、「ロック時刻」を設定し、「設定」をクリックします。





8.【NAS 暗号化と自動ロック/アンロック設定】画面に戻るので、【自動スケジュール設定】が設定したスケジュール設定になっているか確認し、「閉じる」をクリックします。

※参考例画像では、「起動時、常にアンロック」を設定しています。





設定上の注意点
※ローカルにロック認証ファイルを作成した場合、NASが盗難にあった場合でも 盗難先にて自動アンロックされてしまうため推奨いたしません。

ネットワーク上の共有フォルダにロック認証ファイルを保存した場合、盗難先では
ロック認証ファイルへアクセスできないためデータボリュームのロックが解除できないため、データ漏洩リスクを低減させることができます。


以上で、【自動ロック/アンロック設定】は終了です。



VVALUTとの併用注意点

VVALUTを利用した仮想ボリュームへ自動アンロック設定を行ったDドライブを使用する場合、VVALUTへのマウントに失敗する場合があります。
この場合、以下の手順でVVALUTの起動を遅延させてください。



1.「スタートボタン」をクリックし、メニューを表示させ「管理ツール」をクリックします。





2.【管理ツール】画面から、「サービス」をダブルクリックします。





3.【サービス】画面から、「VVAULT Virtul Drive Service 2」をダブルクリックします。





4.【VVAULT Virtul Drive Service 2】のプロパティが表示されるので、「スタートアップの種類」を「自動(遅延開始)」に変更し、「OK」をクリックします。





5.【サービス】画面に戻るので、「VVAULT Vertual Drive service 2」が「自動(遅延開始)」になっているのを確認して、【サービス】画面を閉じてください。




以上で、VVAULT Vertual Drive service 2の遅延開始変更は終了です。






作成日時:2016-04-04
更新日時:2024-12-05

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