文書番号:6999 |
Q.【LogitecNAS】バックアップ方法について知りたい(WSS2012R2)(バックアップツール編)
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バックアップ方法について
Windows Storage Server 2012 R2のバックアップ方法は、2種類 あります。
以下、詳細内容よりいずれかの方法を選択してください。
バックアップ方法 |
詳細 |
バックアップツール
を使用 |
バックアップ設定を複数作成することが可能です。
設定方法は、本コンテンツをご参照 ください。
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WindowsServer
バックアップ
を使用 |
Windows Storage Server 2012 R2 標準の
機能でのバックアップです。
1組のバックアップ設定のみ可能です(制限事項)
設定方法は、こちら をクリックしてください。
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復元方法について
復元方法は、3種類 あります。
上記の2種類のバックアップ方法問わず、「Windows Server バックアップ」から操作を行います
復元対象 |
備考 |
1.ファイル・フォルダ |
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2.データ領域のボリューム全体 |
「Windows Server バックアップ」で
「ボリューム全体」をバックアップ項目に指定した場合のみ可能。 |
3.システム状態 |
「Windows Server バックアップ」で
「システム状態」をバックアップ項目に指定した場合のみ可能。 |
「バックアップツール」によるバックアップ手順についてのご注意。
「バックアップツール」は、Windows Storage Server 2012 R2 標準の
「Windows Server バックアップ」の制限事項を解消するためのオリジナルのツールです。
「バックアップツール」は複数のバックアップ設定を登録する事が可能です。
<「バックアップツール」の制限事項>
※ バックアップツールは、複数のバックアップ作業を同時に実行することができません。
バックアップツールでは複数のバックアップ設定を登録できますが、同時に実行されないよう、
スケジュールを調整してください。
※ バックアップ元の指定は、ボリュームもしくはフォルダ単位となります。ファイルのみの指定はできません。
※ バックアップ先の指定は、論理ドライブ単位となります。ただし指定できるのはハードディスク(内蔵/外付け)のみです。
光学ドライブや共有フォルダは指定できません。
※ 1 つのバックアップ先論理ドライブに対して、設定できるバックアップセットは1 つのみです。
複数のバックアップセットを設定しないでください。
設定した場合、バックアップデータが後に実行されたものに上書きされてしまいます。
例えば、”DATA-A”フォルダのバックアップ先として論理ドライブ”E:”を指定した場合、
”DATA-B”フォルダのバックアップ先として”E:”を指定することはできません。
よって、1 つのバックアップセットに対して1 つのバックアップ先ハードディスクをご用意いただき、
複数バックアップセットを登録する場合は交換しながら運用していただくことをお勧めいたします。
バックアップ先論理ドライブは、あらかじめNAS バックアップ用HDD フォーマッタでフォーマットしておいてください。
「バックアップツール」によるバックアップ手順
バックアップセットの登録
(1) ロジテックツールメニューで[バックアップ]をクリックします。
(2) [バックアップツール]が表示されます。
<画面の説明> |
[1] |
バックアップ項目リスト |
登録されているバックアップセットの一覧です。 |
[2] |
「新規」ボタン |
バックアップセットを新規に追加します。 |
[3] |
「詳細/編集」ボタン |
「バックアップ項目リスト」で選択されている項目を編集できます。 |
[4] |
「削除」ボタン |
「バックアップ項目リスト」で選択されている項目を削除します。 |
[5] |
「今すぐ実行」ボタン |
「バックアップ項目リスト」で選択されている項目を開始します。 |
[6] |
「閉じる」ボタン |
「バックアップツール」ウインドウを閉じます。 |
(3) 新しくバックアップセットを作成する場合は[新規]ボタンをクリックします。
(4) 「バックアップ設定」ダイアログボックスが開きます。
<画面の説明> |
[1] |
タイトル |
バックアップセットに、任意のタイトルを設定します。 |
[2] |
フォルダパス |
「参照」ボタンをクリックして、バックアップ元となるフォルダのパスを
指定します。
バックアップ対象から除外するものを指定する事も可能です。 |
[3] |
バックアップ先 |
バックアップ先の論理ドライブ番号を指定します。
バックアップ先として指定するドライブは、あらかじめ、
バックアップ用HD フォーマッタでフォーマットしておいてください。
バックアップが実行されると、自動的にコンピュータ名のフォルダが
ルートフォルダへ作成され、
その中にバックアップデータが保存されます。 |
[4] |
スケジュール |
バックアップを開始するスケジュールを設定します。
トリガ・・・下記の選択肢から選択できます。
1 回だけ実行する |
日付と時刻を
指定します。 |
毎日指定時刻に実行する |
時刻を
指定します。 |
指定曜日の指定時刻に実行する |
実行する曜日と、
時刻を指定します。 |
指定月、指定日の指定時刻に実行する |
実行する日にち、
時刻を指定します。 |
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[5] |
リトライ |
バックアップ作業の開始に失敗した場合に、
再試行する間隔と回数を指定します。
バックアップ作業は重複して実行することができないため、
作業が完了する前に次のバックアップ作業を開始しようとすると
失敗してしまいます。
このような場合でも、「スケジュール」と
この「リトライ」の設定を適切に行うことにより、回避が可能です。
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(5) 各項目の入力が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。
→ バックアップセットが登録されました。
複数のバックアップセットを登録する場合は再度[新規]ボタンをクリックし、バックアップセットを作成してください。
登録したバックアップセットの内容確認や編集をしたい場合は、登録されたバックアップセットをクリックし、
[詳細/編集]ボタンをクリックします。
バックアップの実行状況確認
「バックアップツール」を用いて実行したバックアップの実行結果は、
最新の実行状況については「バックアップツール」上の[最新のステータス]から確認することができます。
最新のものではない実行状況の確認や、失敗していた場合のエラーログの確認等は、
「Windows Server バックアップ」を起動して行います。
(1) [サーバーマネージャー]より[ツール]をクリックし、プルダウンメニューから[Windows Server バックアップ]を選択します。
(2) 「Windows Server バックアップ」が起動します。
中央部の「メッセージ」にバックアップの実行状況が表示されます。
(3) 「メッセージ」内の各行をダブルクリックすることで、個々のバックアップの詳細を確認することができます。
バックアップの復元方法
「バックアップツール」で取得したものも含め、
バックアップデータから復元する場合は、「Windows Server バックアップ」から操作を行います。
(バックアップ構成で「サーバー全体」を選択している場合は以下全ての復元が可能です)
復元対象 |
備考 |
1.ファイル・フォルダ |
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2.データ領域のボリューム全体 |
「Windows Server バックアップ」で
「ボリューム全体」をバックアップ項目に指定した場合のみ可能。 |
3.システム状態 |
「Windows Server バックアップ」で
「システム状態」をバックアップ項目に指定した場合のみ可能。 |
---【ご注意】---
システム領域(C ドライブ)のボリューム全体や、
アプリケーション等を含めたシステム全体の復元(ベアメタル回復)には
対応しておりません。ご了承ください。
(1) [サーバーマネージャー]より[ツール]をクリックし、プルダウンメニューから[Windows Server バックアップ]を選択します。
(2) 「Windows Server バックアップ」が起動しますので、[回復]をクリックします。
(3)「回復ウィザード」が表示されます。バックアップの保存場所を指定し[次へ]をクリックします。
(4) 復元したいバックアップの取得日付を選択し[次へ]をクリックします。
(5) 回復する内容を選択します。
回復の選択は以下3つとなります。
復元対象 |
備考 |
1.ファイル・フォルダ |
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2.データ領域のボリューム全体 |
「Windows Server バックアップ」で
「ボリューム全体」をバックアップ項目に指定した場合のみ可能。 |
3.システム状態 |
「Windows Server バックアップ」で
「システム状態」をバックアップ項目に指定した場合のみ可能。 |
以下、該当する項目を参照ください。
復元 : ファイル・フォルダ
(1) [ファイルおよびフォルダー]を選択し[次へ]をクリックします。
(2) 復元したいファイル・フォルダを選択し、[次へ]をクリックします。
(3) 回復オプションを指定します。
項目 |
詳細内容 |
回復先 |
[元の場所]
バックアップ時と同じフォルダへ復元されます。
このオプションを選択した場合、復元先のフォルダ内にある同名ファイルの処理方法を[バックアップ内の項目が回復先に既にある場合]のオプションで選択する必要があります。
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[別の場所]
復元先のフォルダを指定します。
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バックアップ内の項目が
回復先に既にある場合 |
[コピーを作成して両方のバージョンを保持する]
復元先フォルダに同名ファイルがあった場合、復元したファイルのファイル名を変更し、さらにバックアップを取得した日付がファイル名に付加されます。
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[回復したバージョンで既存のバージョンを上書きする]
同名ファイルがバックアップデータで上書きされます。そのため、復元先フォルダ内の既存データが上書きされてもよいかをあらかじめ確認しておく必要があります。
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[回復先に既に存在する項目は回復しない]
同名ファイルがある場合はバックアップデータで上書きせずに既存データを保持します。
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セキュリティ設定 |
NTFS のアクセス制御リストのアクセス許可をバックアップデータから復元させたい時にはチェックを入れます。
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(4) 確認画面が表示されるので、項目・復元先等を確認し、[回復]をクリックします。
(5) 復元作業が始まります。作業中は以下の[回復の進行状況]画面が表示されます。
復元 : データ領域のボリューム全体
復元対象 |
備考 |
2.データ領域のボリューム全体 |
「Windows Server バックアップ」で
「ボリューム全体」をバックアップ項目に指定した場合のみ可能。 |
(1)[ボリューム]を選択し[次へ]をクリックします。
(2) ソースボリュームと復元先のボリュームをそれぞれ選択し、[次へ]をクリックします。
(3) 回復先ボリュームの既存データが失われる旨のアラートが表示されますので、
内容をご確認の上[はい]をクリックします。
(4) 登録されたソースボリュームと回復先ボリュームが表示されますので、ご確認の上[回復]をクリックします。
(5) 復元操作中は「回復の進行状況」が表示されます。
復元 : システム状態
復元対象 |
備考 |
3.システム状態 |
「Windows Server バックアップ」で
「システム状態」をバックアップ項目に指定した場合のみ可能。 |
ここでの「システム状態」とは、バックアップ時の
・「Windows システムファイル」
・「レジストリ」
・「COM+クラス登録データベース」
・「システムファイル等のブートファイル」等の事を言います。
インストールされたアプリケーションソフトやユーザーデータは含まれません。
(1)[ システム状態]を選択し[ 次へ]をクリックします。
(2) [ 元の場所]を選択し[ 次へ]をクリックします。
(3) 確認画面が表示されるので、[ 回復処理の完了のためにサーバーを自動的に再起動する]に
チェックが入っていることを確認して[ 回復]をクリックします。
※システム状態の復元が完了すると自動的に再起動がかかりますのでご注意ください。
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作成日時:2015-11-12 |
更新日時:2024-12-05 |
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