【デュプリケーター】LEDが全点灯してコピーが開始されない
左のイメージ図のように、デュプリケーターのLEDが全点灯してクローンが始まらない場合の原因と対処方法について説明します。
クローンが始まらない原因と対策
デュプリケーターの製品仕様として「
クローン元のHDD/SSD容量よりクローン先のHDD/SSD容量の方が大きい」状況でないとクローン作業が開始できずエラーになります。
そのときに製品のLEDが全点灯状態になります。
OKな例
・クローン元:500GB ⇒ クローン先:750GB
・クローン元:500GB ⇒ クローン先:1TB
NGな例
・クローン元:750GB ⇒ クローン先:500GB
・クローン元:500GB ⇒ クローン先:500GB
対処方法
クローン先のHDD/SSDをクローン元より容量が大きいものに交換し、再度クローンをお試しください。
正常にクローンが開始されます。
MEMO
どうしてクローン元とクローン先が同じ容量だとクローンできないのですか?
これは、クローンと通常のコピーの動作の違いによるものです。
通常のデータコピーは「単純にファイルの情報をコピー先に新しく書き込む」のですが、クローンは「ファイルシステム、パーティション構成、フォルダの構造など含めた100%の複製を作る」という動作を行います。
そのため、クローン元より容量が大きいHDD/SSDでないと、クローンを作ることが出来ないのです。
では、同じメーカーの同じ型番の同じ容量のHDD/SSDならクローンできるの?
前述のように、クローンをするためにはクローン先の容量が大きい必要があります。
もっと厳密にいえば『全く同じ容量のHDD/SSD同士』であればクローンを作る事は可能ではあります。
しかしながら、容量表示は同じHDDであっても、メーカーや製造ロットにより、コンピュータに認識される容量が微妙に異なる場合があります。
加えて、実際に認識される容量の違いを事前に確認することは困難です。
そのため、エレコムでは確実にクローンを作成頂けるよう、クローン先のHDD/SSDは「クローン元より容量の大きいものをお選び頂く」ようご案内しております。